肩こりの原因

肩こりの2大原因

肩こりの原因には様々なものがありますが大きく分けると次の2つになります。

  1. 肩・首まわりの筋肉疲労や血行障害
  2. 内臓の疾患など他の病気による症状の一つ

たいていの場合、1.が原因です。しかし次のような場合は病気が原因の可能性があります。まずは病院で検査して異常がないか確認しましょう。

  • 温めたり体操したり、ストレッチしてもまったく症状が改善しない
  • 息が苦しい
  • 体に違和感を感じる
  • 頭痛や熱がつづく
  • 手や腕にしびれがでる

このページでは、整体で効果がでる筋肉疲労や血行障害が原因の肩こりについて詳しく書いていきます。

首と肩は頑張っている

人間の頭の重さは成人男性で約6kg。ボーリングの球ぐらいの重さがあります。

腕は1本で3kgぐらい。両腕で6kg!

これだけの重さのものを肩や首で支えなければならないのです。特に肩には支えてくれる骨がないので純粋に筋肉でつり下げられた状態になっています。

ですから、寝ているとき以外は常に肩・首周りの筋肉は頑張っているわけです。その筋肉の疲労があるレベルをこえるとコリや痛みとなって現れてきます。

筋肉を疲労させる原因は2つ。

1.筋肉への負担が大きすぎる

2.筋肉への血流が不足している

この片方、または両方が原因となって首・肩の筋肉は悲鳴を上げるのです。

筋肉への負担を多くする原因は…

これはズバリ「姿勢」です。

首・肩に負担が大きいとはいえ、人のからだは本来は最小の力で頭と腕が支えられるように設計されています。それがいわゆる「よい姿勢」です。

ところが、図のような姿勢の場合、頭の重心が背骨よりもかなり前に移動します。そうなると本来背骨が支えてくれていた重さを首の後ろの筋肉が支えてあげる必要がでてきます。

重心の移動距離は数センチですがテコの原理でその数倍の力を首の筋肉は出さなければならないのです。

肩も同じです。肩こりの人はほとんどが肩の位置が前に移動しています。これも頭の場合と同じで肩をつり下げている筋肉に余計な仕事をさせます。

だから、猫背やアゴを突き出した姿勢は肩こりになりやすいのです。

一方で、姿勢が良さそうに見えるのに肩こりの人も多いです。これは間違った胸の張り方をしている人。

背中の胸の辺りは本来は緩やかなカーブになっています。これが平らになるまで胸を張っている人が沢山います。

これは肩周辺の筋肉が常に緊張している状態になります。本人はこれが普通だから気づいていませんが、常に緊張を強いられる筋肉はたまったものではありません。その悲鳴がコリや痛みとなって現れてきます。

このように姿勢が肩こりに大きな影響を及ぼしているのです。

血行障害の原因は…

では、もう一つの理由である血行障害について見ていきましょう。

これには3つ原因があります。

  1. 筋肉の緊張
  2. 運動不足
  3. 自律神経

まず、筋肉の緊張についてですが、筋肉が収縮すると筋肉内部を通る毛細血管が圧迫されます。ですから常に緊張しっぱなしの筋肉では血液が流れにくいわけです。何事もリラックスが大切ですね。

次は運動不足。血液は心臓がポンプの役割をして送り出してくれます。しかし送りこまれた血液はどうやって心臓に戻っていくのでしょうか?

この帰りのポンプの役割をしているのが全身の筋肉です。体を動かす事で筋肉が収縮と弛緩をくり返しポンプのように血液を心臓へ送り返してくれるのです。

ですから全く体を動かさないと、
そのポンプも働かないので血液の流れが悪くなるわけです。

最後に自律神経。

これが一番わかりにくいと思いますが、この自律神経の狂いは血液の循環と筋肉の緊張に密接に関係しています。ストレスの多い現代では特にこれが原因の肩こり・頭痛が増えてきています。

自律神経と肩こりについては「頭痛・肩こりと自律神経」のページで更に詳しく説明しています。ストレスが多いと感じる方はそのページも参考にしてみてください。

運動の疲労と肩こりの疲労

今まで筋肉疲労と書いてきましたが運動による疲労と肩こりの疲労は全く質が違います。

「筋肉が疲労して乳酸がたまるのでコリを感じる」と説明している記事がたまにあります。

でもこれは大きな間違いです。

乳酸というのは筋肉への負荷が大きくならない限りはたまるほどもできません。

確かに運動の疲労は、筋肉の処理能力以上の負荷を筋肉にかけるために乳酸やリン酸などの老廃物の処理が追いつかずに起こります。

でも、肩こりの場合、負荷は小さいのでたまるほども出来ないのです。むしろ動きがないために血流が悪く酸素が不足している事のサインだととらえるべきです。

ですから、普通の肩こりは筋肉を動かすことが重要になってきます。